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医師の転職

当直がつらい……少しでも当直医の負担を軽くするには

当直がつらい……少しでも当直医の負担を軽くするには

日本の医療法では、「医業を行う病院の管理者は、病院に医師を宿直させなければならない」(医療法第16条)と定めています。病院にとって避けることのできない「当直」、しかし勤務医にとって当直は大きな負担となる業務です。状況によっては過労性のウツや自死さえ引き起こすこともある当直。当直医の負担を軽くする方法を、真剣に考える必要があります。

当直医とは

労働基準法では、通常の業務時間外にあたる夜間に勤務することを「宿直」、休日に勤務することを「日直」として業務に関する規定を設けています。当直医とは、これら「宿直」「日直」(合わせて宿日直とも)を行う医師のことをいいます。

本来の勤務においては、労働基準法により労働時間、休日、割増賃金といった規定に沿うことになりますが、労働基準監督署長の許可を得れば、宿日直について労働基準法の規定を適用除外とできます。

労働基準法が適用除外となる「宿直」の条件は、例えば以下のようなものです。

  • 通常の勤務時間の拘束から完全に開放された後のものであること
  • 電話対応、巡視、非常時の連絡など特殊な措置を必要としない、軽度かつ短時間の業務であること
  • 常態としてほとんど労働する必要のない業務であること
  • 夜間に十分に睡眠がとれること

しかし、実際の当直医は、ほとんど労働する必要がないとは言い切れないでしょう。夜間救急のある病院では日中と同等の業務に追われることも珍しくありません。

当直がつらい理由、主な原因

医師にとって当直がつらい業務であるということは、転職する医師の多くが「当直を減らしたい」と希望することでも明らかです。では当直がここまでつらい理由はどこにあるのでしょうか?

厚労省のデータ(*5)によると、当直明けの医師がそのまま通常勤務につく割合は83.5%となっています。当直前にも通常勤務があるので、通常勤務→当直→通常勤務と長時間労働が続くことになり、睡眠不足や疲労が蓄積します。

夜間救急に対応する病院では、当直医は自分の専門以外の患者も診なければなりません。事故対応で重篤な状態の患者を担当しなくてはならない場合もあり、大きな負担となっています。

当直を担当しなければならない医師の負担をできるだけ軽くするには


日本の医療の現場には、「医は仁術」「24時間いつでも患者を診るのが当然」という意識が根強くあります。しかし医師もまた労働者であり、過労が医療ミスにつながりかねないことを思えば、過度の業務負担は改善される必要があります。

休める時は積極的に休憩を取りゆっくり休む

業務の時間と休憩の時間をきっちりと分けて、休めるときにはしっかり休みましょう。まだまだがんばれるという過信は禁物です。

定期的にストレス発散を行う

普段の疲れをとるために休みの日は一日寝て過ごす。たまにはいいかもしれませんが、それが続いてしまうと生活習慣が乱れ、普段の睡眠に支障がでるなど逆効果となる可能性もあります。休みの日には旅行に出かけたりスポーツを楽しんだりなど、ストレス発散の場を作るようにしましょう。

当直明けの時短勤務や有休の要望を勤務先へ出す

当直がつらいせいで仕事のパフォーマンスが落ちては、結局勤務先にとってもマイナスです。当直明けの時短勤務や有休の要望などは積極的に行ってみましょう。

転職を視野に入れる

当直医がつらくならないよう環境改善に努めることは、医師当人だけでなく職場全体で進めていくことが重要です。もしも職場が劣悪な状況を放置し続けるようなら、転職を視野に入れることも必要です。

勤務医の当直負担の軽減は、職場全体で取り組むべき案件です。実際に当直明けの休み確保に取り組んでいる病院もあります。当直が過剰で肉体的精神的に辛い場合は、頑張り過ぎは危険。転職を視野に、早めにコンサルタントに相談しましょう。